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「最後から二番目の真実」サンプル②

サンプルその2です。えろいシーン抜粋です。
数えてみたら都合4回も致していた…。風呂場と空き教室とセンセイの部屋と旅館の脱衣場ですよ!やりすぎ!

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 「入るぞ」
入ってきた孝介は、当然ながら一糸纏わぬ姿である。細身だがしっかりと筋肉の付いたバランスのよい肢体、そして自分のものより大きい性器につい目が行ってしまい、陽介は慌てて顔を反らした。
「花村、今ドコ見てたの。えっち」
「なっ…!センセイは相変わらずご立派なモノをお持ちだなーと思っただけです!」
からかわれた腹癒せに、陽介は孝介にシャワーヘッドを向けた。孝介は全く困っていない顔で「やめろよ」と言い、陽介の手からシャワーを奪い、湯を止める。裸のまま向かい合う形になり、居心地の悪さに陽介は目線を外した。
「俺、もう出るから」
「もう?昨日の長風呂は何だったんだよ。…花村も、うん、形はいいよ。大きさも普通だと思うし」
孝介の視線は明らかに下半身に注がれている。自分を餓えた雄の眼差しで見る彼を思い出してしまい、陽介はぞくり、と体を震わせた。目の前の男は意地悪そうに笑い、つい、と腕を伸ばして陽介の細腰を引き寄せる。然程身長が変わらないため、剥き出しの性器同士が当たって陽介は悲鳴を上げた。
「ちょ、ちょちょちょちょちょおま…!」
「ホント、細いな。何でこれであんなに戦えるんだか分からない」
平静な声とは裏腹に、彼の手は無遠慮に陽介の腰を撫で回している。くすぐったさと羞恥、そして否定できない快感に、陽介は唇を噛み締めて必死に声を堪えた。
「やっ、め、放せ…!」
「花村。…勃ってる」
「!!!」
陽介は絶望的な気持ちで己の股間を見やった。体を密着させているため、ゆるく立ち上がった自身が孝介の腹に張り付いている。それだけではない、髪の毛と同じ色の陰毛の下で、彼のものも形を変えつつあった。のろのろと顔を上げると、孝介がまるで乙女のように頬を染めている。
「…………え、と……?」
「……ごめん。花村があんまりにもエロいから、つい」



**********



 「………ねーよ。ホントねーよ、これ。ありえねぇって」
撮影会からようやく解放された二人は、後が閊えているからとの理由で空き教室での着替えを命じられ、クラスから追い出された。陽介は脱ぎ捨てたピンク色の布地を恨めしそうに睨み、唸る。片付ける素振りを見せない彼に苦笑し、孝介は自分の白衣を畳み終えると、まだ体温の残る服を丁寧に紙袋に仕舞った。
「似合ってたよ。花村は可愛いから何着ても似合うけど、ナース服はまた格別だった。オレ、大人の階段上りそうになったよ」
「んなもん、登らなくていいから…」
がさり、と机の上に置かれた紙袋が音を立てる。いつもの制服姿に戻った陽介を背中から抱き込み、孝介は情事の時の低い声で囁いた。
「花村が可愛いすぎて、勃っちゃった。責任取ってよ」
ごり、と尻に固いものが当たり、陽介は身を竦ませる。
「ひっ、こっ、この変態センセイめが!」
「おやおや、乗り気ですか花村サン。…ねぇ、ダメ?」
 可愛らしく小首を傾げながら強請られ、陽介は言葉に詰まる。ただでさえ自分はこの男に弱いのに、こうして甘えらたら断ることなどできない。きっと孝介は承知の上でやっている。性質の悪い男だ。返答に窮していると、時間切れとばかりに孝介の手が不埒な動きを始めた。
「おい、月森っ」
「ごめん、今すぐ、花村が欲しい」
火傷しそうなほど熱い吐息と共に言われれば、もう逆らえない。制服の厚い布地の上から胸を弄られ、性急なキスを受けながら、陽介は呆れたように呟いた。
「…なぁ、お前、ちょっとがっつきすぎじゃねーか?そりゃ、俺もしたいし、その、気持ちいいけど!でもちょっとやりすぎっていうか」
 あの日、勢いのまま肌を重ねてからというもの、孝介は時間さえあれば陽介を求めてきた。心に残されていた抱かれた記憶は実体験を伴って経験になり、今ではどこを触られても感じてしまう。一年前もセックスを覚えてからは夢中になって互いを貪っていたが、ここまで肉欲に溺れてはいなかったはずだ。彼に欲されるのは嬉しいし、抱き合えば気持ちがいい。けれども些か度を越しているように思える。
「だめ、か?」
落胆も露わに言われ、反射的に陽介は首を振ってしまった。
「や、だめじゃない。だめじゃないけど、その」
「じゃあ、させて」
孝介は逃がさないとばかりにきゅうきゅうと陽介を抱き締めてくる。まるで幼子が母親に縋るかのような必死さに、陽介は諦めて広い背中に腕を回した。
 (不安がらせてる、のかな)
彼は待つと言ってくれたが、仮にも恋人に隠し事をされるのは落ち着かないだろう。自分が逆の立場でも不安になるに決まっている。だが全てが終わるまで、陽介は抱えてきた罪を打ち明けることはできない。だからせめてもの贖罪に、求められるまま自分を差し出し、彼を受け入れることを選んだ。
 孝介の熱い手が素肌に触れる。思わず声が漏れ得そうになったが、遠くから弾けるような笑い声が聞こえ、陽介は慌てて口を押さえた。教室は全てカーテンを引いてるが、大きな物音がしたら不審に思った誰かが様子を見に来るだろう。学校で、しかも男同士で目合っているなど知られたら、もうこの土地では生きてゆけない。
「な、なぁ。やっぱり学校じゃマズいって。誰かに見られたら」
「カギかけただろ。花村が大きな声出さなければ、大丈夫」
孝介は動きを止めるどころか益々大胆にし、陽介をぐずぐずに溶かしてゆく。前を肌蹴させ、シャツをめくり上げてぴんと立った乳首を愛撫するが、既に張りつめている下半身には決して触れない。与えられる快楽に自らの足で立っていることができなくなった陽介は、孝介に命じられるまま机を繋げてその上に横たわり、下着ごとスラックスを脱ぎ捨てた。窮屈さから解放された自身がぶるり、と震える。外気に触れた菊座が羞恥と期待にひくつくのを止められない。浅ましい反応に孝介は嫣然と微笑む。
「本当にえっちだよね。後ろ、早くオレのが欲しいってヒクヒクしてる」
「っ、るせ、え!お前のせいだろうがッ」

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